いのちの意味が問われる時代に伴走型支援の可能性 ~協同組合の役割とは~
2019年5月7日更新
日 時 : 2019年4月20日(土)
場 所 : YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
講 師 : 奥田 知志 氏
主 催 : 山梨県生活協同組合連合会
来場数 : 67名
『いのちの意味が問われる時代に伴走型支援の可能性。そして協同組合の役割とは…』をテーマに、NPO法人抱撲(ほうぼく)理事長奥田知志氏をお迎えし、講演会を開催いたしました。
1977年ダッカ日航機ハイジャック事件の際「人間の命は、地球より重い」、故福田赳夫(たけお)元総理の言葉は、今は過去の話なのか?昨今、その言葉の重みを忘れつつあるのではないか?という言葉から始まった講演。
ホームレスや社会的弱者は自己責任だけの問題なのか?対峙型の支援では自立後に元へ戻ってしまうケースが多く、伴走型、いわゆる一緒に考え行動してあげる支援が必要。
そんな時には共に生きることの共生や、助け合える共同の力が発揮させられるのではないか。
近年、7人に1人の子どもが貧困であると社会問題になっている中、その親を含めた「まるごと支援」を通して見えてきたものとは?その両親がどんな育てられ方をしたのか?に由来され、その連鎖が社会的相続としてつながっていたことが問われている。
子どもには愛情という水を空っぽのコップに満たして、注いであげることが大事であると感じました。「人間は弱い生き物、だから支え合い協力し合う」「絆(きずな)は傷(きず)を含んでいる」「人が出会えば傷つく」そんな言葉が胸に響きました。
あらためて、私たち協同組合の役割を考えさせられ、その役割をまっとうすることが使命であると感じました。
<参加者の感想>
・わかりやすく、伴走型支援を知ることが出来ました。傷つくことを避けてきたけど、
共生社会では私も誰かを傷つけていた…
・奥田氏が最後に「大変だけど豊かです」「大変だけど幸せ」の言葉は心に残りました。
・今後の支援にとって私達に必要な想い、心構えのヒントをもらった。
・今日の講演が生協という組織の今後に生かさせることを願っています。
・生協が安全・安心な食品等の購入だけでなく、社会のあり方への視点を持ちより良い
社会を作る役割を指摘していたことに感銘を受けた。
・生活協同組合の役割の大きさも改めて感じました。
・今日は良いお話、ありがとうございました。来て良かったです。